こんにちは。沖縄・那覇で男性専用のサロンを営む、
看護師の渋谷です。
台風が近づくと、なんとなく体が重い、頭が痛い、
やる気が出ない、という経験はありませんか。
天気の変化で体調をくずすことは「気象病」とも
呼ばれ、研究も進められています。
この記事では、気圧の変化と体調の関係について、
わかっていることと、まだわかっていないことを
整理し、台風シーズンのセルフケアと
受診の目安をお伝えします。
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台風が近づくと体調をくずすのはなぜ?
台風が近づくと、気圧が大きく、急に下がります。
こうした天気の変化と、頭痛や古傷の痛み、
だるさなどの不調との関係は、
昔から知られてきました。
研究でわかってきたこと
日本で片頭痛のある28人に1年間、
頭痛の日記をつけてもらった研究では、気圧が
5hPa以上下がる時期に頭痛が増え、
18人(64%)で天気の変化と
頭痛の起こりやすさに関係が見られました
(Intern Med. 2011)。
また、マウスを使った実験では、気圧を下げると、
耳の奥でバランスを感じとる「前庭」
につながる神経が反応することが報告されています
(PLoS One. 2019)。
研究者は、耳の奥が気圧の変化を感じとり、それが
痛みや不調につながっているのではないかと
考えています。
まだはっきりしないこと
ただし、気圧の変化がだるさやむくみを
起こす仕組みは、人ではまだ十分に
解明されていません。
天気の影響の受けやすさには個人差が大きく、
同じ台風でも、何も感じない人もいます。
また、台風の時期は、外出できずに体を動かす量が
減ったり、眠りが浅くなったりと、
生活のリズムもくずれやすくなります。
気圧そのものだけでなく、こうした生活の変化も
重なって、体調に影響していると考えられます。
台風シーズンに出やすい不調

- 頭が重い、締めつけられるような頭痛
- 首や肩のこわばり
- 体のだるさ、やたらと眠い
- 古傷や関節の痛み
- 耳がつまったような感じ、軽いめまい
- 気分が落ち込む、やる気が出ない
こうした不調は、台風が過ぎて
気圧が安定してくると、自然とおさまることが
多いのも特徴です。
「台風の数日前からだるく、過ぎたら楽になった」
という経験がある方は、天気の影響を
受けやすいタイプかもしれません。
スマホの天気アプリには、気圧の変化を
予報してくれるものもあるので、体調が
変わりやすい日を前もって知っておくと、予定を
立てやすくなります。
脚のむくみやだるさ
台風で外出が減り、座っている時間が長くなると、
ふくらはぎの筋肉が動かず、脚に血液や
水分がたまりやすくなります。
MSDマニュアルでは、一日の終わりに両脚が
軽くむくみ、朝には消えているのは
正常としています
(MSDマニュアル)。
片方の脚だけが急に腫れて痛むときは、別の原因が
考えられるので、すぐに受診してください。
男性としての元気が落ちたと感じたら
疲れや睡眠不足、ストレスが重なると、一時的に
男性としての元気が落ちたと感じることもあります。
たまにうまくいかないのは誰にでもあることで、
心配しすぎる必要はありません。
ただし、勃起しにくい状態が台風の時期に
限らずくり返し続くときは、EDの原因の記事も
参考に、泌尿器科で相談してください。
台風シーズンを楽に過ごすセルフケア

1.生活のリズムを保つ
外出できない日も、起きる時間と
寝る時間をできるだけ変えないようにしましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための
睡眠ガイド2023」では、大人は6時間以上を
目安に睡眠時間を確保することがすすめられています
(睡眠ガイド2023)。
寝る前のスマホやお酒を控え、部屋を
暗くして休みましょう。
2.家の中でも体を動かす
外に出られない日は、
座ったままのかかとの上げ下げや、
首・肩・股関節をゆっくり回す運動を
取り入れましょう。
1時間に一度は立ち上がって、家の中を
歩くだけでも、脚に血液がたまりにくくなります。
体がだるい日は、激しい運動ではなく、
軽いストレッチ程度で十分です。
3.ぬるめのお湯で体を温める
シャワーだけで済ませず、
38〜40度くらいのぬるめのお湯に
10〜15分ほどつかると、体が温まり、
リラックスできます。
入浴剤を使うと、湯船につかる時間を
楽しみにしやすくなります。
4.ゆっくりした呼吸で緊張をほどく
だるさや頭の重さを感じているときは、呼吸が
浅くなりがちです。
鼻からゆっくり4秒かけて吸い、
口から8秒ほどかけて細く長く吐く呼吸を、
数回くり返してみましょう。
5.食事と水分
食欲が落ちても、主食・主菜・副菜をそろえて、
規則正しく食べることを心がけましょう。
湿度が高く汗をかきやすい時期なので、のどが
渇く前に、こまめに水分をとることも大切です。
夕食は寝る2〜3時間前までに済ませると、
眠りにもよい影響が期待できます。
こんなときは、医療機関へ
天気による不調だと思っていても、別の病気が
隠れていることがあります。
次のような症状があるときは、すぐに医療機関を
受診してください。
- 突然の激しい頭痛、今までに経験したことのない頭痛
- 手足のしびれや力が入らない、ろれつが回らない(救急車を呼んでください)
- 胸の痛みや、強い動悸、息苦しさ
- 片方の脚だけが急に腫れて痛む
また、頭痛やめまい、気分の落ち込みが、天気に
関係なく続くときや、仕事や生活に支障が
出ているときは、内科や頭痛外来、心療内科などで
相談してください。
片頭痛などの頭痛は、治療で楽になることも
多い病気です。
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まとめ
気圧が下がると頭痛が増える人がいることや、
耳の奥が気圧の変化を感じとっている可能性が、
研究で示されてきています。
一方で、だるさやむくみが起こる仕組みは、
まだ十分にわかっておらず、生活リズムのくずれも
重なっていると考えられます。
台風の時期は、睡眠のリズムを保ち、家の中でも体を
動かし、ぬるめのお湯で体を温めて過ごしましょう。
突然の激しい頭痛や手足のしびれなど、いつもと
違う症状があるときは、すぐに受診してください。
参考

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